私は都内にある有名な寿司店で修業を積んできました。修業はとても辛く、もう辞めようと考えたこともありましたが、将来の夢を目標にして、かんばってきました。私の将来の目標とは、自分の寿司店をオープンし、オーナーとして寿司を握ることです。10年修業を積んだ私は、夢をかなえるべく、修業先の寿司店を辞めました。そして、自分の店を構えるための物件を探しはじめたのです。しかし、私は大きな壁にぶち当たりました。

店を構えるためには、多額の設備費用が必要だったからです。寿司屋には、カウンターが必要です。寿司ネタを展示するためのケースも必要です。お客さんが座る椅子、テーブル、冷蔵庫、洗い場など、考えると頭が痛くなるほど、寿司屋を開業するためには、さまざまな設備が必要になります。これらを購入する費用はどうするのか、私は悩みました。寿司を握る自信はありましたが、費用をねん出する策に自信はありませんでした。考えを巡らせた結果、居抜き物件で開業しようと決めました。

寿司屋の居抜き物件を探せば、ゼロから自分のお金で設備を買い揃える必要がありません。私は多くの不動産屋に声をかけて、寿司屋の居抜き物件が出てきたら、すぐに知らせてくれるように頼むことにしました。